恥ずかしいほど 声あげて
あなたの胸で 泣きました
大つごもりの 海の宿
冷たい心の つららも溶けて
あぁ、泪さえ あたたかい
ふたりの旅路の 始まりなのね
雨に嵐に 耐えながら
一日だって 忘れない
愛は女の いのち綱
この世の潮に 流されようと
あぁ、今度こそ 眉あげて
あなたと越えます 灯台あかり
辛い涙を 流したら
寄り添う肩の ぬくいこと
なんて静かな 初春(はる)の海
哀しい過去(むかし)は 振り向かないで
あぁ、風も吹く 旅ならば
星降る汐路を 見つけましょうよ
御高聴ありがとうございました
暖流